サンウルブズ、昨季王者クルセイダーズに33-11で敗れるも、一時は3点差に迫る健闘を見せた!

スーパーラグビー2018 - サンウルブズ、昨季王者クルセイダーズに33-11で敗れるも、一時は3点差に迫る健闘を見せた!
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スーパーラグビー参戦3年目、すでにシーズン中盤戦を迎えているヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ(以下サンウルブズ)。

2016年は第9節(4月23日・○36-28ジャガーズ)、2017年は第7節(4月8日・○21-20ブルズ)に各シーズンの初勝利をマークしているが、今季は第9節終了時点で開幕7連敗、いまだ勝ち星なしといい結果が出ていない。

前節のホーム・秩父宮ラグビー場でのブルーズ戦は課題だったディフェンス面の改善が見られたものの10-24で敗れ、今週からはニュージーランドへと場所を移して再び強豪たちにチャレンジすることになった。

4月21日の第10節、サンウルブズのニュージーランド遠征初戦の相手はクルセイダーズ。昨季も含め、リーグ最多の通算8度の優勝を誇る強豪中の強豪で、今季も第9節時点で5勝2敗、ニュージーランドカンファレンス2位に付けている。

クルセイダーズのメンバーにはゲームキャプテンのFLマット・トッドをはじめ、PRオーウェン・フランクス、CTBライアン・クロッティ、WTBイズラエル・ダグといった「オールブラックス」ことニュージーランド代表経験者がずらりと並ぶ強力な布陣で、ホーム・AMIスタジアム(クライストチャーチ)にサンウルブズを迎えた。

対するサンウルブズはメンバーを一部変更。ゲームキャプテンはFLピーター・ラピース・ラブスカフニが務め、共同キャプテンの一人であるSH流大はリザーブに。先発SHはニュージーランドのラグビーを人一倍経験している田中史朗が入り、NDS(ナショナル・ディベロップメント・スコッド)としてニュージーランドに遠征していたHO庭井祐輔、WTB福岡堅樹がサンウルブズに合流、福岡は先発に、庭井はリザーブに入った。昨季は50-3という大差で敗れている相手にどこまで戦うことができるか注目が集まった。

クルセイダーズボールで試合は始まり、そのキックオフから一時はサンウルブズがボールをキープする。しかし再びクルセイダーズがボールを獲得すると、かつてパナソニックでプレーしたSOマイク・デラニーの突破を皮切りにCTBライアン・クロッティにノーホイッスルトライを決められてしまう。

さらに9分、クルセイダーズはラインアウトモールをインゴールへ押し込み、FLトッドがトライ。サンウルブズは14-0とリードを許してしまう。

大量失点だけは避けたいサンウルブズは、前半14分、9フェイズにわたるアタックの末に敵陣インゴール手前まで迫る。そしてラックからFBウィリアム・トゥポウが出したボールがCTBラファエレ ティモシー、CTBマイケル・リトルと渡り、リトルがインゴールへダイブしてトライ。スコアを14-5とする。

その後は両チームともにチャンスを作りながら活かしきれず、14-5のまま前半終了を迎える。

後半、9点差から少しでも差を詰めていきたいサンウルブズは3分、11分とペナルティーゴールの機会を得る。いずれもSOヘイデン・パーカーが落ち着いて成功させて14-11とわずか3点差にまで迫り、追加点で同点または逆転という状況となった。

しかし強豪クルセイダーズはすぐさまサンウルウブズを突き放しにかかる。後半17分、CTBライアン・クロッティがこの試合で自身2本目のトライ(21-11)。21分にはWTBマナサ・マタエレにトライを決められ、26-11とリードされてしまった。

ただ、まだ15点差ということでサンウルブズはその後もハイパントなどを交えてアタックしたが、試合最終盤は再びクルセイダーズのペースに。終了間際の後半40分、SHジャック・ストラットンがダメ押しとなるトライを決めて、クルセイダーズが33-11で勝利。

クルセイダーズは3トライ差以上のボーナスポイント1を含めた勝ち点5を獲得した。開幕8連敗となってしまったサンウルブズは4試合連続で勝ち点0に終わった。

敗れたサンウルブズのゲームキャプテンFLラブスカフニは、

「相手は素晴らしいチームであることはよくわかっていたので、僕らはできるだけ彼らにプレッシャーをかけたいと思っていた。後半はそれができたと思うし、みんな良く頑張った」

と、敗れはしたもののトップチームとの戦いに一定の手応えを感じていた。

対するクルセイダーズのゲームキャプテンFLトッドは、

「コンディションも良く、良いスタートを切ったのだが、後半にサンウルブズのプレッシャーを受けて、ラインアウトなどでもミスが出てしまった。ただ、結果としてボーナスポイントを獲得して勝利し満足している」

と、特に後半はサンウルブズに圧力をかけられたとコメントした。

結果的にはトリプルスコアで敗れたが、サンウルブズはブレイクダウン、ディフェンスなど要所でクルセイダーズに圧力をかけ、一時は3点差に迫るなど健闘を見せた。

次節の4月27日(金)は引き続きアウェイでハリケーンズとの対戦となる。ニュージーランドの強豪との対戦が続くが、サンウルブズはわずかながら光明が見えたと言えよう。この試合で披露したラグビーをブラッシュアップし、シーズン初勝利を狙ってほしい。

◇初のゲームキャプテンFLラブスカフニが奮闘!

毎節のように高いパフォーマンスを維持し続けており、この試合では初めてサンウルブズでゲームキャプテンを任されたFLピーター・ラピース・ラブスカフニ。

メンバー発表時、サンウルブズのジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)は

「ラピースは(リーダーシップグループのメンバーでもあり)すでに同様の経験を積んでいますし、初めての経験ではありません。彼は素晴らしい選手です」

とコメントしていたことからも、全幅の信頼を寄せている選手の一人であることがわかるだろう。

ゲームキャプテンとしての役割はもちろんだが、オープンサイドFLとしても80分間活躍。前半30分にはラックで得意のジャッカルを見せ、クルセイダーズのノットリリースザボールを誘うなどチームに貢献し続けた。

「残念な結果ではあるが、ベストを尽くした。今後も最大限の努力を続けていく」

そんな試合後のコメントにも表れているように、敗れはしたものの今後も大いに期待させてくれるプレーを見せてくれたラブスカフニ。引き続きその活躍に注目したい!

記事提供者:齋藤龍太郎(楕円銀河)

試合情報

  • 2018.2.24(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ 25 - 32 ブランビーズ
    NO SIDE
  • 2018.3.3(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ 17 - 37 レベルズ
    NO SIDE
  • 2018.3.10(土)
    スーパーラグビー2018
    シャークス 50 - 22 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2018.3.18(日)
    スーパーラグビー2018
    ライオンズ 40 - 38 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2018.3.24(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ 10 - 61 チーフス
    NO SIDE
  • 2018.4.7(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ 29 - 50 ワラターズ
    NO SIDE
  • 2018.4.14(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ 10 - 24 ブルーズ
    NO SIDE
  • 2018.4.21(土)
    スーパーラグビー2018
    クルセイダーズ 33 - 11 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2018.4.27(金)
    スーパーラグビー2018
    ハリケーンズ 43 - 15 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2018.5.12(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ 63 - 28 レッズ
    NO SIDE
  • 2018.5.19(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ 26 - 23 ストーマーズ
    NO SIDE
  • 2018.5.25(金)
    スーパーラグビー2018
    レベルズ VS サンウルブズ
    • 18:45 キックオフ
  • 2018.6.3(日)
    スーパーラグビー2018
    ブランビーズ VS サンウルブズ
    • 15:05 キックオフ
  • 2018.6.30(土)
    スーパーラグビー2018
    サンウルブズ VS ブルズ
    • 20:55 キックオフ
  • 2018.7.7(土)
    スーパーラグビー2018
    ワラターズ VS サンウルブズ
    • 18:45 キックオフ
  • 2018.7.13(金)
    スーパーラグビー2018
    レッズ VS サンウルブズ
    • 18:45 キックオフ

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