サンウルブズ、残り10分で3トライを許しシャークスに17ー38で敗戦。4点差に追い上げるも粘りを見せられず

スーパーラグビー2017 - サンウルブズ、残り10分で3トライを許しシャークスに17ー38で敗戦。4点差に追い上げるも粘りを見せられず
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長いニュージーランド・アルゼンチン遠征を終えて、前節は休みだったヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ(アフリカ1カンファレンス)は、5月20日(土)、スーパーラグビーの第13節、ホームの扱いのシンガポールに南アフリカのシャークス(アフリカ2カンファレンス)を迎えた。

現在、シャークスは7勝3敗1引き分けの勝ち点33で、カンファレンス2位とプレーオフ進出を争っている。高温多湿のシンガポールで初の試合となったが、前節はキングズに不覚を取ったこともあり確実に白星、そして勝ち点がほしいところ。

南アフリカ代表でお馴染みのキャプテンSOパトリック・ランビーはメンバー外でとなり、「ビースト」の愛称で知られるPRテンダイ・ムタワリラはベンチスタートとなった。

ただロバート・デュプレアHCの息子で双子の21歳のFLジャン=ルック・デュプレア、No.8ダニエル・デュプレアの身長190cm代の2人、21歳のWTBシブシソ・ンコシと若い力が台頭し、チームの中軸となっている。なおゲームキャプテンはFLフィリップ・ファンデルヴァルトが務めた。

一方、1勝9敗と全体で最下位のサンウルブズは、開幕前の試合でケガをした共同キャプテンの一人CTB立川理道が今シーズン初出場、HO堀江翔太も2節以来の先発となり、シンガポールでの初勝利を目指した。

またLO小瀧尚弘、FL徳永祥尭、松橋周平らアジアラグビーチャンピオンシップに出場していた選手もスターターとなり、この試合と次節のチーターズ戦で6月の日本代表戦に向けて大きくアピールしたいところだった。

「キックを上手く使って相手の大きなFWを動かしたい」(CTB立川キャプテン)というサンウルブズは、試合序盤はキックを上手く使って戦っていたが、前半3分、そのキックチェイスが甘くなってしまいSOガレス・エイプリルにライン際を走られ、最後はFBルワジ・ンヴォヴォにトライを許して0−7と先制を許してしまった。

その後サンウルブズもWTB福岡堅樹の突破など攻撃を試みるも攻めきれなかった。すると10分、HO堀江翔太が負傷し日野剛志が入った。すると19分、SH田中史朗のクイックリスタートから、そのHO日野がトライ。SO田村優のゴール決まり7−7と同点に追いつく。

そのまま勢いに乗りたいサンウルブズだったが、直後の23分、シャークスにモールで押し込まれて、再び7−14と突き放される。その後もサンウルブズは相手ゴール前まで攻め込むものの、相手のフィジカルにプレッシャーを受けてなかなか得点を挙げることができない。

その後も攻防が続き、35分、再びSH田中がクイックリスタートで攻めの姿勢を見せたが、SH田中のパスが通らず、逆にシャークスのWTBンコシにルーズボールを拾って走りきられトライを献上してしまい、サンウルブズは7−21とリードされて前半を折り返す。

後半、先に得点を挙げたいサンウルブズは、FL徳永に替わりラーボニ・ウォーレンボスアヤコを投入した。すると12分、SH田中のパスからチャンスを作り、FL松橋が抜け出してトライ、SO田村のゴールも成功し14−21と1トライ1ゴール差まで追い上げる

徐々にサンウルブズがボールをキープして攻める時間が増え始めたが、シャークスのディフェンスの前になかなか点差を詰めることができない。それでもサンウルブズは、23分、交代したばかりのSO小倉順平のPGが決まり17−21と4点差まで追い上げる。

しかし残り10分、足の止まり始めたサンウルブズに対し、シャークスにFWの近場の攻撃を重ねてられてペースを握られ、35分、LOエティエンヌ・ウーストハイゼンのオフロードパスを受けたFBンヴォヴォにこの日、2本目のトライを17−26。さらにノーサイド間際の39分にWTBンコシ、41分に再びンヴォヴォと立て続けにトライを喫し、結局、サンウルブズは17−38で敗戦した。

勝利したシャークスのゲームキャプテンFLファンデルヴァルトは「ミスが多かったが、最終的にはボーナスポイントを得て勝利することができた。ブレイクダウン、ドライビングモールに最初からフォーカスしていた。前半は支配できていたけど、後半はそこまでうまくいかなかったのは残念」と振り返った。

またサンウルブズの立川キャプテンは「シンガポールで3戦し、いずれも勝ちそうな試合だったのにすべて落としてしまった。それでもシンガポールの皆さんの熱い応援に感謝している。最後10分間、ミスでトライ取られたことが課題だが、しっかり修正したい」と前を向いた。

来週の5月27日(土)のチーターズ戦は、6月はウインドウマンス(テストマッチ期間)に入る前のラストゲームとなる。しかも、東京・秩父宮ラグビー場での対戦だけに、この試合で出た課題を修正し、何としても今シーズン2勝目を挙げて、ホームのファンといっしょに歓喜に沸くことができるだろうか。

◇共同キャプテンの一人CTB立川、今季初出場!堂々としたプレーを披露

昨シーズンからサンウルブズの中心選手の一人として活躍し、今シーズンはFLエドワード・カークとともに共同キャプテンに指名されたのがCTB立川理道だった。

しかし、立川はスーパーラグビーのプレシーズンマッチとなった「トップリーグオールスターズ」で左膝を負傷し、治療、リハビリに時間を費やし、5月のARC(アジアラグビーチャンピオンシップ)で1試合出場して調子を整えた上で、満を持してサンウルブズ、そしてスーパーラグビーでの試合出場となった。

アタックは持ち前のランの強さ、そしてタックルで相手を止めるシーンも多く、また後半25分には相手のパスをインターセプトしてピンチを防ぐなど調子の良さを感じさせた。

立川本人も「個人的には(サンウルブズの)復帰戦となったが自分のコンディションは良かったと思います。勝てなかったのは残念だが、またサンウルブズに帰ってこられて嬉しい」とスーパーラグビーという舞台に戻り、喜びをあらわにした。

やはり12番に立川が入ると、判断が良く、スキルのレベルが高いこともあり、試合が落ち着いてみえることは確かだ。やはりサンウルブズの2勝目、3勝目のためには欠かせない存在である。

試合情報

  • 2017.2.25(土)
    スーパーラグビー2017
    サンウルブズ 17 - 83 ハリケーンズ
    NO SIDE
  • 2017.3.4(土)
    スーパーラグビー2017
    サンウルブズ 23 - 37 キングズ
    NO SIDE
  • 2017.3.12(日)
    スーパーラグビー2017
    チーターズ 38 - 31 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.3.18(土)
    スーパーラグビー2017
    ブルズ 34 - 21 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.3.25(土)
    スーパーラグビー2017
    サンウルブズ 31 - 44 ストーマーズ
    NO SIDE
  • 2017.4.8(土)
    スーパーラグビー2017
    サンウルブズ 21 - 20 ブルズ
    NO SIDE
  • 2017.4.14(金)
    スーパーラグビー2017
    クルセイダーズ 50 - 3 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.4.22(土)
    スーパーラグビー2017
    ハイランダーズ 40 - 15 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.4.29(土)
    スーパーラグビー2017
    チーフス 27 - 20 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.5.7(日)
    スーパーラグビー2017
    ジャガーズ 46 - 39 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.5.20(土)
    スーパーラグビー2017
    サンウルブズ 17 - 38 シャークス
    NO SIDE
  • 2017.5.27(土)
    スーパーラグビー2017
    サンウルブズ 7 - 47 チーターズ
    NO SIDE
  • 2017.7.2(日)
    スーパーラグビー2017
    ライオンズ 94 - 7 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.7.9(日)
    スーパーラグビー2017
    ストーマーズ 52 - 15 サンウルブズ
    NO SIDE
  • 2017.7.15(土)
    スーパーラグビー2017
    サンウルブズ 48 - 21 ブルーズ
    NO SIDE

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