初のアウェーの試合で初勝利は遠く…またも惜敗のサンウルブズ、無念の開幕5連敗

スーパーラグビー2016 - 初のアウェーの試合で初勝利は遠く…またも惜敗のサンウルブズ、無念の開幕5連敗
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前節(3月26日)、27-30という僅差でブルズに敗れたサンウルブズ(ともにアフリカ1カンファレンス)。歴史的初勝利はまたしてもならなかったが、光明を見出せる試合内容だったこともあり、サンウルブズを取り巻く期待感は週を追うごとに高まっていた。

開幕からホームゲームが続いていたサンウルブズは、チーム初となるアウェー戦、南アフリカでの3連戦に臨んでいる。4月3日(現地時間2日)に行われたキングズ戦がその初戦となった。

3シーズンぶりにスーパーラグビー参戦を果たしたキングズ(アフリカ2カンファレンス)の勝敗数はサンウルブズと同じく0勝4敗。しかし勝ち点2を挙げているサンウルブズに対しキングズは勝ち点0、得失点差もマイナス124点と、サンウルブズ(得失点差マイナス43点)を大きく下回っていた。

ただキングズにとってはホーム、ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム(ポートエリザベス)での試合だけに何としても勝ちたい、またサンウルブズとしては念願の初勝利をものにしたい、という互いの意地がぶつかり合う試合となった。

試合は前半2分、ターンオーバーしたキングズがボールをキープし、主将・LOスティーブン・サイクスがトライを決める。ゴール成功でキングズが7点を先制すると、6分にもSOルイ・フーシェがPGを成功させ0-10とリードを広げる。

サンウルブズは9分にSOトゥシ・ピシがPGを決めて3点を返すが、16分には再びキングズが南アフリカU20代表経験のあるWTBマルコム・ジェアーのトライで3-15とサンウルブズを突き放した。

セットプレーが安定しないサンウルブズは再三のアタックがなかなか実らないが、21分、SOピシのタップからの素早いリスタートを起点にキングズのインゴール目前まで迫る。そして22分、ラックからSH茂野海人が主将・HO堀江翔太にパスを送り、HO堀江がインゴール中央に飛び込んでトライ。ピシのゴールも決まり10-15と点差を詰める。

直後の24分にはCTB立川理道がラックでキングズのノットリリースザボールを誘い、そこからフェーズを重ね最後はラックからSH茂野のパスを受けたSOピシが、持ち味の鋭いランで右中間にトライを決め、15-15と同点に追いついた。

キングズは29分にPG、32分にCTBシェーン・ゲイツの独走トライで15-23と再びリードするも、サンウルブズも前半終了間際の38分、敵陣でチャンスを作り、ラックからSH茂野、SOピシ、CTB田村優、WTB山田章仁、PR垣永真之介とパスをつなぐ。そして垣永のラストパスを受けたLOティモシー・ボンドがインゴール左隅にトライを決めて、20-23と3点差に詰め寄ったところでハーフタイムを迎えた。

後半に入りセットプレーがやや安定し始めたサンウルブズは、14分にSOピシのPG成功で23-23と再び同点に追いつく。19分にはキングズがPGで23-26と勝ち越すが、サンウルブズは敵陣の深いエリアでチャンスを作り、再三キングズのインゴールを脅かす。しかし21分、23分と立て続けに得た相手ペナルティーを最終的に得点に結び付けられず、3点ビハインドのまま試合は終盤を迎えた。

すると37分、キングズは敵陣5メートルライン上でのサンウルブズボールのスクラムでターンオーバーに成功し、途中出場のCTBエルガー・ワッツがトライ。ゴールも成功して23-33とリードを広げる。

意地を見せたいサンウルブズは、終了間際の39分、相手のボールをターンオーバーするとすぐに左に展開し、WTB山田が今シーズン5つ目のトライで28-33とし、ラストプレーに逆転をかけるがノックオン。そのままノーサイドを迎え、キングズはうれしい今季初白星で勝ち点4を獲得し、5連敗となったサンウルブズは7点差以内の敗戦でボーナスポイント1を得た。

サンウルブズの主将・HO堀江は試合後のインタビューで「なかなか勝てない。次の試合に向けて頑張りたい。(相手ペナルティーを得た得点チャンスの場面は)攻められると判断したので悔いはない」とコメント。結果的に勝敗を分けた、後半中盤の得点機を逸した場面を前向きに振り返った。

またしても歴史的初勝利はならなかったサンウルブズは、通算勝ち点3でとし、アフリカ1カンファレンス最下位(4位)のままとなった。第7節は4月8日(現地時間7日)に、同カンファレンスのストーマーズと対戦し、初白星を狙う。

記事提供者:齋藤龍太郎(楕円銀河)

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