日本はアメリカ戦のことだけに集中している

ラグビーワールドカップ2015 - 日本はアメリカ戦のことだけに集中している
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日本は、ベスト8に滑り込むという"おとぎ話"を現実のものにするべく、着々と準備を進めている。

先月、大会の初戦で二度の優勝歴がある南アフリカを倒すという、ラグビーユニオンの歴史のなかでも最大級の番狂わせを演じてからというもの、エディ・ジョーンズ ヘッドコーチと日本代表は、今回のワールドカップの語りぐさになっている。

最後の瞬間、カーン・ヘスケスのトライによってなされた、34-32のあの逆転シーンが、もしかしたら日本は決勝トーナメントまで進むことができるのではないか、という思いを人々に抱かせているのではないか。

2019年大会ではホスト国となる日本は、目下プールBで勝点が8、3位につけている。日曜日のアメリカとの試合には絶対に勝たなければならず、一方で、その24時間前にニューカッスルで行われる試合で現在2位のスコットランドがサモアに敗れてくれなければならない。

けれども日本代表のリーチ マイケル キャプテンと選手たちは、日曜日にグロスターで行われるアメリカ(プールB最下位)との一戦に備えるのみで、その他の結果のことは考えないようだ。

「今週の試合は、最も困難で最も重要なものになる。我々は(先週の土曜日のサモア戦の後、すぐに切り替えて)月曜日からずっと、アメリカ戦への準備を続けている」とリーチは言う。

「アメリカはPNC(パシフィック・ネーションズ・カップ)のときとは、まったく別のチームになっている。そのアメリカとの対戦にあたっては、メンタルの面でも正しい姿勢で臨まなくては。土曜日の結果(サモア vs スコットランド)を気にしている余裕はないんだ」

「アメリカは感情的な側面をもつチームだ。ワールドカップではいい内容の試合をしている。国歌を歌っているときの彼らは、それで点火されたかのようになる。セットピースでどれだけアメリカにプレッシャーをかけられるかが、とても重要だ」

日本は前の試合から、メンバーを4人替えてきた。オーストラリアのラグビーリーグ出身の35歳、クレイグ・ウイングは、ワールドカップがデビュー戦となった歴代の選手のなかで最年長となる。

一方のアメリカのスターティングメンバーは、13人以上の変更がありそうだ。前の試合から続いて出場するのは、サム・マノアとザック・テストのみ。アメリカとしてはなんとか1勝を挙げてワールドカップを締めくくりたいところだ。

アメリカのマイク・トルキン ヘッドコーチは日本について、こう語っている。

「ワールドカップではすべての試合が重要だ。そう言ってしまうと、陳腐な表現になってしまうが、しかしワールドカップでは、どの試合も同じように重要なんだ」

「ワールドカップの試合には勝ちたいし、勝つためにたいへんな労力を費やして準備をしている。日本とはここ数年、いい勝負だ。彼らはこのワールドカップでたいへんな成績を挙げている。その日本相手にいい戦いができれば、我々もこのワールドカップで存在感を示すことができるだろう」